
1.生成AI前知識(事前準備)
1_0.はじめに
ここでは一人で生成AIを使用するために事前に必要なものなどを記載しています。
大きく分けて3つのうちどれかがあれば、あなたは今日からでも生成AIを利用することが出来ます。
・スマートフォンやPCなどのオンライン環境
・AI系のwebサービスに課金できるだけの余力
・グラフィックボードを積んだハイスペックなPC
順を追って説明します。
1_1.スマートフォンやPCなどオンライン環境でAIを使用する
・検索サイト「bing」(D-ALLE)
・webサイト「clipdrop」(StableDiffusion)
・Discord系「Midjourney」「Nijijourney」
その他無料のスマホアプリ「画像生成AI」等多様な手段があります。
このサイトではそれらの使い方を
6.生成AIが使えるサイトやアプリ
でまとめて紹介しています。
お手軽に使ってみたい方はそちらからどうぞ。
1_2.AI系のwebサービスに課金してAIを使用する
1_1とも被る点がありますが、多くのAIサービスは課金しないと使えません。なぜなら、生成AIを運用するのにはお金がかかるからです。
スマホアプリは無料のものもありますが、広告収入で賄っている場合が多いです。
生成AIを利用するにあたって
・キレイなAI画像や動画が出したい(各種生成サービス)
のか
・大量に出力したい/細かい制御をしたい(ローカル環境の構築)
のかで、必要なものが変わってきます。
このサイトでは主に後者に主軸をおいて話を進めていきます。
1_3.持っている高スペックPCを使う・webサービスでPCを借りる
・文章からAI絵やAI動画を出力する
・画像を用いてAI絵やAI動画を出力する
・指示画を用いてAI絵やAI動画を制御する
などの目的のために無料で公開されている
StableDiffusion(以下略称SD)
というものを使用します。
SDはグラフィックボードを積んだPCか、GoogleColab/PaperspaceなどのクラウドサービスでPC環境を借りて、その中で動かすといったやり方が必要になります。
グラフィックボードは、Ctrl+Shift+Escを同時に押し「タスクマネージャー」を起動し、パフォーマンスタブのGPU項目で確認ができます。

画像下部、茶色で囲んだ24.0GBとなっているところがあなたのPCのVRAMです。これが~4GB以下の場合は生成AIはろくに動きません。
8GB~10GBの場合、一般的な画像生成は問題ありません。が、後述する高解像度モデル(SD_XL)を使用することや長い尺の動画(または連番)を出力するのが時間がかかったり生成中に他の作業をするなどが大変厳しくなります。
10GB以下の場合はGoogleColab/PaperspaceなどクラウドサービスでPC環境を借りるのが快適かと思われます。
なおGoogleColabは現在無料プランでは生成AIコードが使用できない様になっているため課金が必要、Paperspaceは無料プランもあります。
1_4.ローカル環境導入方法と使用するwebUIの選択
では、GPUは一旦用意できたとしてローカルに環境を構築する為に何が必要でしょうか。
生成AIをプログラミングでコードで動かすのは、ハードルが非常に高いです。なので現在多くの人はwebUIというブラウザ上で動かせるUIを使ってAI生成を行っています。
webUIというのは、PC内で生成AIを動かし、自分しか見ることのできないwebページで動かしている生成AIにわかりやすく指示を出して画像を出力させるものです。普通の人はコードを打つより、テクストボックスに文字を入れたりバーで数値を動かせたほうがわかりやすいです。
さてwebUIはどうやってDLすればいいの?ソフトなの?というと若干一般的なアプリケーションソフトとは違うので混乱するかと思います。
・Python
・Git
・webUI(色んな種類がある)
生成AIを動かすのにはこの3つが主に必要です。
一つずつDLし導入していくのも骨が折れます。
全部一気にやってもらったほうが簡単、且つ後から管理しやすいということで、このサイトではStabilityMatrixというツールを使用します。
Stability Matrixは
・ボタン一つで環境を整えてくれる
・様々種類のwebUIを選択式でDLできる
・複数のwebUIにまたがってモデルやLoRAを管理可能
という優れものです。このサイトでは大きく分けてAUTOMATIC1111とComfyUIというwebUIを用いるのですが、ふたつを一つのソフトで管理できます。便利ですね。
https://github.com/LykosAI/StabilityMatrix
こちらのページ中段、
このボタンから最新版のStability MatrixをDLします。
zipファイルを展開して、StabilityMatrix.exeをダブルクリック。
「WindowsによってPCが保護されました」というポップアップが出ますが、"詳細情報"となっている部分をクリックすると"実行"ボタンが表示されるので実行しましょう。
Stability Matrix自体のインストール場所(置き場所)はどこでも良いですが一点注意として特に理由がなければ"Portableモード"にチェックを入れておきます。Portableモードというのは先述した複数のwebUIにまたがってモデルやLoRAを管理可能という機能をオンにするものだと思ってください。
インストールが完了したら、インストールしたフォルダの中にあるStabilityMatrix.exeをダブルクリックで起動します。
StabilityMatrixへようこそ!と言う画面が表示されたら成功です。
ここから、AUTOMATIC1111やComfyUIをDLします。ComfyUIは主に動画のセクションで説明しますので、まず初めにAUTOMATIC1111を導入します。
AUTOMATIC1111を最初の導入とする理由は、使い手の多さにあります。youtubeやweb記事でもAUTOMATIC1111を使用しての説明が多いため、何かに困ったりやりたくなったときに記事が見つけやすいのでこちらを選択します。
インストール後に"Launch"ボタンを押せばwebUIが起動します。
SDwebUIの初回起動には少々時間がかかります。ゆっくり待ちましょう。
下画像のようなwebページが自動的に立ち上がったら準備は完了です。

